こんにちは!今回の記事は、Excelの「配列の一部を変更することができません」というメッセージが出てきたのはなぜ?どうすれば?という記事になります。
とある日、Excelを編集しようとすると「配列の一部を変更することができません」というメッセージが出てきて、
という状況に陥りました。そのセルに値を入れようとしても式を編集しようとしても、このメッセージが出てきて編集できないのです。また、セル単体の値をDELETEキーで消そうと思っても同じメッセージが出てきて消せない。
一体どうすればいいのか、調べてみました。それでは、いってみましょう!
原因:配列数式を使っているから
このメッセージが出るのは、そのセルに配列数式というものが使われているからでした。
配列数式とは
配列数式とは、ざっくり言うとセルの値をいっぺんに計算できちゃう便利な数式です。行と列の値を組み合わせで計算するための数式です。
式が波括弧「{}」で囲われている式になります。今回は詳しい説明は割愛させていただきますが、詳しく知りたい方はMicrosoftのページなど参考にしてみてください。
いつの間にか配列関数になっていたのはなぜ?
と言う方もいらっしゃるかと思います。私もそうでした。
を押すことで、その選択範囲が配列関数となってしまうようなのです。
対処:配列数式で使用している範囲すべてを選択して削除する
配列数式になってセルが編集できない!という状況に陥ってしまったときは、以下の手順にて数式を削除して新しい値を入力します。手順は以下の通りです。
- 出てきたメッセージダイアログの「キャンセル」ボタンを押下、またはESCキーで配列数式のセルからフォーカスを外す
- 配列数式がつかわれている範囲のセル全てを選択して削除(DELETEキーなど)
黄色マーカーの部分がポイントで、セル単体で削除するのではなく配列数式で使っている範囲のセル「全て」を削除しなければ削除できないようでした。
セルを削除すると、編集ができるようになります。
さいごに
いかがだったでしょうか。同じような疑問を持たれている方の参考になれば幸いです。それでは、また!