こんにちは、わたあめです。
という相談がありました。CSVファイルを編集して上書きしたはずなのにシートが消えてしまったと。シート以外にも背景色や文字色も、と。どういう事でしょうか?そのことについて、記事にしていきたいと思います。それでは、いってみましょう!
状況詳細:CSVファイルの編集内容が消える?!
状況の詳細です。
- CSVファイルをExcelで編集していた
- シートを追加して編集したものの、シート自体が消えた
- 保存するときに「この形式でブック保存しますか?」とメッセージが出た
そう、保存するときに以下のような警告メッセージが出ていたかと思います。
まさに、この一部の機能というのが該当していて、情報が失われてしまったのです。
CSVファイルとはどういうファイルなのか
今回の事件(?!)で知っておくべきことは、CSVファイルはカンマで区切られたテキストデータであるという事です。
ただのテキストのデータを保持できるファイル形式なので、Excelで扱っている以下のような情報はxlsxファイルでしか保持できないのです。
- 文字色
- セルの背景色
- シート
- セルの表示・非表示
- オブジェクト(テキストボックスや図形)
- 表示形式
- マクロ
今回のシートが消えてしまったという状況を説明すると、CSVファイルにシートという概念はなく、シートを扱えるExcelで編集している間はシートは存在したけど、CSVで上書き保存するときには失われてしまったということになります。
失われた編集データは元に戻す方法はあるのか?
残念ながら、上書き保存してしまった場合元には戻りませんでした。(私も方法があれば知りたいです!)
バックアップなどがあれば、元データは残ります。ただ、編集中のデータはどう頑張っても出来ませんでした。
分かります…。今後同じような事が発生しないように、私なりの予防策をお伝えしておきますね。
事前予防策2つ
私が行っているCSVファイル編集中データが消えてしまった!を防ぐ策を紹介します。
CSVファイルを編集するプログラムを変更しておく
CSVファイルをダブルクリックするとExcelが立ち上がってくるような設定になっていたので、CSVファイルはメモ帳などのテキストエディタで立ち上がるように設定しておきます。手順は以下の通りです。
- Windowsボタン > 設定ボタン(歯車マーク)
- [アプリ] > [既定のアプリ] の順にクリック
- [ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ]というリンクをクリック
- ".csv"をダブルクリック
- CSVファイルに紐づけするプログラムを"Excel"から"メモ帳"へ変更する
これで、ダブルクリックして気付かずにExcelでそのまま編集して、保存して書式データやシート情報などが失われてしまったというウッカリを予防できました。
CSVファイルをExcelファイルに変換してから編集する
CSVファイルをコピーで複製して、複製した側のファイルはあっさり"xlsx"形式で保存し直してしまうということです。Excel形式に変換してしまえば、セルの背景色も指定できるようになるし、シートも追加することが出来ます。
CSVエクスポートについては、以下の記事に詳しくまとめていますので、のぞいてみてください!

さいごに
いかがだったでしょうか。CSVファイル、Excelで開けて編集できちゃうので、ついつい間違えてしまう、ということもありますよね。(編集中はセルの色付けなんかもできちゃいますし!)
この記事が皆様の疑問解決のお役立ちに少しでもなれていれば幸いです。それでは、また!