こんにちは、今回の記事はExcelのASC関数が上手くいかない事例を3つ紹介します。
ASC関数は全角を半角に統一して表示してくれる関数ですよね。そのASC関数を利用しているときに、上手くいかなかったことがあり、今回はその事例とどうしたかをまとめていきたいと思います。
具体的には、
- 数式がそのまま表示されてしまう
- 半角表示にうまく反映されない
- #VALUE!となってしまう
を紹介します。
それでは、いってみましょう!
事例1:関数式がそのまま表示されてしまう
まずは、「=ASC(A1)」「=ASC(”アイウエオ”)」という風に、関数式がセルの値としてそのまま表示されてしまう場合についてです。
私の場合は、セルの書式設定の表示形式が”文字列”になっていたことが原因でした。表示形式の確認は以下の手順でできます。
- 該当のセルを右クリック > [セルの書式設定]をクリック
- [表示形式]タブ > [分類]の欄の設定を確認
ここが"文字列"となっている場合、関数式がそのまま表示されているようです。ここを"標準"にすることで、関数が効いて全角が半角として変換されて表示されました。
事例2:値が反映されずに表示される
関数式を入れているはずなのに、半角にならずそのまま表示されてしまう場合。また、オートフィルをしたのに、基準となる前のセルの値が引き継がれたまま表示される場合。
私の場合は、関数の計算の処理が出来ていなかったからでした。計算されないと、値が半角に変換されずそのまま、という状況でした。再計算することで解決できました。手順は以下の通りです。
- [数式]タブ > [シートの再計算]をクリック
これで、値が更新されました。
もともと自動で計算が走らないようにセルの計算方法を"手動"に設定していたのでした。Excelの計算方式については、以下の手順で確認できます。
- [数式]タブ > [計算方法]
ここが"手動"だったのです。自動で関数式で計算させるには"自動"に設定しておくと良いです。
事例3:値が「#VALUE!」になる
計算結果が「#VALUE!」になる場合がありました。これは、変換させようとしている文字列が255文字以上の場合でした。あまりにも長い文字列だと駄目、文字数制限があったという事でした。
半角を全角に変換するJIS関数でも文字数制限で同じことが起こるようでした。
さいごに
いかがだったでしょうか!私が出会ったASC関数に関する困りごとをまとめてみました。同じような疑問を持たれている方の参考になれば幸いです。それではまた!次の記事で。