こんにちは、わたあめです。いきなりですが。
古いパソコンにWindows10を入れたところ、以下の症状に陥りました。
- 画面がディスプレイからはみ出る(端が切れる)
- 文字が潰れた表示になる
- ディスプレイの解像度を変更しても症状は改善されない
- 横長のディスプレイを使用している
ディスプレイの解像度をディスプレイに合ったものにすれば改善されると思いきや、今回はいくつかある解像度の選択肢のどれを選択してもピッタリサイズにならずでした。こんなとき、どうしたか?をこの記事にまとめます。
原因:GPUが対応していない
原因は、GPU(Graphics Processing Unit)が対応しておらず、接続しているディスプレイに適切な解像度が出力できないためでした。
画面の出力を行うGPU
画面の出力処理を行っているのがGPUです。CPUの中にGPUが内蔵されていることがあり、今回は内蔵されているパターンでした。ゲーミングPCなどグラフィック性能を要求する場合は、別途グラフィックボード(部品)を付けて、画像処理についてはそちらが専門で行う事もあります。
GPUが未対応
画面描画を行うために必要なグラフィックドライバー(GPUを動かすためのソフトみたいなもの)で、出力できる解像度が異なります。今回は、出力できる解像度がディスプレイの対応解像度と合っていなかったことが原因でした。
具体的には、パソコン側は1280×1024で出力しているが、ディスプレイ側が1280×1024の解像度の表示が出来ない仕様だったという事です。ひと昔前のCPUの出力解像度が、最近のディスプレイでは対応していなかったという状況です。
対処
その1:グラフィックドライバーを更新する
GPUのドライバーを更新を行うことで、出力できる解像度の選択しが増えるかもしれないので、更新してみます。更新手順は以下です。
- [スタート]ボタン>"デバイスマネージャー"で検索>[デバイスマネージャ]をクリック
- [ディスプレイアダプター]を展開する
- 更新したいドライバーを右クリック>[ドライバーの更新]をクリック
- ウィザードに従ってインストール
GPUはCPUに内蔵されているということだったので、CPUのドライバーを更新します。今回の場合、名前を見るとチップセット(Chipset)と書いてありますが、チップセットとは、CPUと周辺機器のことを指すので、この中にGPUも含まれていると考えています。
その2:グラフィックドライバーを更新する
Windowsで更新でドライバが見つからなかったり、改善しなかった場合は自分でインストール用ファイルを探しに行きます。手順は以下です。
- グラフィックドライバー名で検索をかける
- ダウンロードしてexeを実行する
今回の場合は、メーカーであるIntelがドライバーを公開していました。公開されているファイルをダウンロードしexeファイルを実行しましたよ。(しかし、改善せず。)
その3:ディスプレイを変更する
最終手段です(笑)。CPUおよびGPUが古い場合、ドライバーの開発も止まっていて、更新しても対応できない場合があります。そういう時は、ディスプレイをパソコンの出力解像度に合ったものにすると良いです。
昔のパソコンだと[1280×1024]:SXGAまでの解像度しかないことがあります。ということで、正方形型のディスプレイに変えてしまうのもアリです。こんな形です。見覚えありますでしょうか。
Dell P1917S 19インチ モニター ディスプレイ (3年間無輝点交換保証/SXGA/IPS 非光沢/DisplayPort HDMI D-Sub15ピン/縦横回転 高さ調整)
Dell
出力の解像度とディスプレイの解像度を一致させれば良いのですね。ディスプレイがワイドでも[1280×1024]:SXGAの解像度に対応していれば表示できるという事です。
さいごに
今はあまり起こらない現象なのでは?と思いつつまとめてみました。解像度深く考えたことなかったですが、ちゃんと仕様を確認して購入しないとだな~と勉強になりました。それでは、また!