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【FORECAST.LINEAR関数】#VALUE!・#DIV/0・#N/Aのエラーになった場合

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こんにちは、わたあめです。

今回はFORECAST.LINEAR関数の結果が、#VALUE!・#VALUE!・#DIV/0・#N/Aになる場合、どうすればいいの?という記事です。

回帰直線を使って将来の値を予測する関数のエラー対処をどうしたかと言う記事。それでは、いってみましょう!

FORECAST.LINEART関数とは

FORECAST.LINEART関数は回帰直線を求めることができる関数です。読み方はフォーキャストリニア。(余談ですが、フォーキャストライナーって読んでしまいそうな私です。)

使いどころとしては、過去の売上から来年度の売上を予想する直線を求める時に使ったりしています。使い方は以下。

=FORECAST.LINEAR(x, 既知のx, 既知のy)

関数の各引数の簡単な説明をまとめておきます。

x予測値(x軸)
既知のx予測するためのデータ(y軸)
既知のy予測するためのデータ(x軸)

これだけでは、イメージが付きにくいかと思うので、例でお話していきます。以下のような状況があるとします。

  • 2018年~2020年の売上データ
  • x軸として、年(2018,2019,2020,2021)
  • y軸として、売上額(100,150,200,250)

年々売上が増えていくこの状況で、2022年の売上額を予想するのに使う。この時、関数の使い方と各引数は以下のようになります。

=FORECAST.LINEAR(B7,C3:C6, B3:B6)
x2022
既知のx売上額(100,150,200,250)データ範囲
既知のy年(2018,2019,2020,2021)データ範囲

この結果2022年は"300"という結果になります。過去のデータで描いた直線から売上額が300になることが予想されるということを意味しています。

わたあめ
わたあめ
ここからは、各エラーについて述べていくよ!

結果が#VALUE!になってしまう場合

これは最初の予測値(x軸)の値に数値以外の値が入っていることが原因で出るエラーです。
例えば、2022を"2022年"や"2022年度"や"二〇二二"などの文字列を記入してしまったなどに起こるエラーです。

数値の後に単位等を付けたい場合は、以下の手順で表示設定を変更しましょう。2022の後に"年度"を付ける例で説明します。

  1. セルを右クリック
  2. [表示形式]タブ>[分類]で[ユーザ定義]を選択
  3. [種類]に[0"年度"]と記入
  4. [OK]ボタン

これで、セルの値としては2022だが、表示としては2022年度になりますよ!

結果が#DIV/0になってしまう場合

データの分散がないことが原因で出るエラーです。例えば、既知のxや既知のyのデータがひとつしかない、既知のxや既知のyが文字列になってしまっているなどの場合に出たりしました。

予想の直線が描けない時(回帰直線を描くためのデータが少なかったり、変動がないデータだったり)に起こるのエラーみたいですね。

結果が#N/Aになってしまう場合

データの数が異なることが原因になるエラーです。例えば、既知のxと既知のyのデータは対になっていることが前提ですが、既知のxは3つで既知のyは2つだったりするとエラーになりました。

関数を記入しているときに、既知のxやyの範囲をドラッグするときに範囲を間違えたという時などに発生しやすそうなエラーです。

さいごに

英語だと既知のx,既知のyはknown_yまたはknown_xと言われているのですね。ブラウザで自動で日本語訳されているページにknown_xとあって、これは何?と一瞬思いました。

FORECAST.LINEART関数はExcel2016で追加された新関数なのでまだまだ馴染みはないですが(私の中で)、これから使っていこうと思います。新しく追加された関数について、書籍等で一通り目を通しておくと良いかもしれません。

Excel関数逆引き辞典パーフェクト 第3版
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きたみ あきこ 著

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それでは、また!