こんにちは、わたあめです。今回は、Excelのバージョンがらみのお話になります。
事象としては、Excel2016では問題なく表示できているのに、Excel2010では関数式の計算結果が#NAMEと表示されるという事象に出会いました。それでは、いってみましょう!
事象詳細:関数に_xlfn.が付いている
Excel2016で作成したファイルをExcel2010で開きました。すると、XOR関数を使ったセルが「#NAME」と表示されるように。Excel2016では問題なく使えていた関数です。
具体的には、Excel2016では以下と入力しました。
=XOR(A1)
それが、Excel2010で開くと、以下のように「_xlfn.」と言う文字列が加わっていました。
=_xlfn.XOR(A1)
ここからまとめていきますね。
原因:古いバージョンのExcelで使えない関数
「_xlfn.」が関数式に加わって、計算結果が「#NAME」となるのは、関数が古いバージョンには対応してないからでした。
XOR関数などはExcel2016から新たに加わった関数です。Excel2010などの古いバージョンでは利用できないということでした。「_xlfn」というのは、新しいバージョンExcelの関数を使っている場合に、関数の前に表示される文字列です。
使えない関数があった場合の対処
使えない関数があった場合、どう対処していけばいいのでしょうか。
- 違う関数で代用する
- Excelを新しいバージョンに替える
という対処方法が考えられます。
ただ、後者のExcelを新しいバージョンにする場合、購入費用が必要となりますよね。買い替えの基準としては、そろそろ古いなと思った場合買い替えれば良いと思います。
ちなみに、Office2010のサポートは2020年10月13日でしたね。サポート切れの場合は、積極的に買い替えを検討しても良いかもしれません。個人ならOffice365の1年版とか良いかと。(年契約だけど、初期費用は抑えられます。)

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自分のExcelで利用可能な関数を確認する方法
自分の持っているExcelで利用できる関数がどれなのかを確認する方法、以下の通りです。
- テキスト入力欄の左にある[fx]ボタンをクリック
- 関数の挿入画面の[関数の分類]を[すべて表示]に選択
[関数名]欄の一覧に表示されたものが利用できる関数となります。使いたい関数が使えるのかの確認は、文字列検索してみるのが見つけやすいですよ!
Excel2016なのに新関数が使えず#NAMEとなる場合
2016なのに#NAMEとなる場合がある。例えば、私の場合はCONCAT関数やIFS関数でした。
=CONCAT(A1:C1)
と入力しても、結果が#NAMEとなるのです。新関数でも、Excel2016がプリインストールされている場合使えなかったり、Office365・Office2019では利用可能という関数もあります。
利用しているExcelのバージョンやライセンスの契約形態で利用できる関数は変わってくるという認識が必要なようです!
さいごに
いかがだったでしょうか。この記事が少しでもお役立ちになりますように。それでは、また!