こんにちは、わたあめです。今回の記事は、Wordで日付入りの印鑑画像を作ってみたので、その手順を紹介していきます。
出来上がりは以下のような画像になります。

ただ、今回作成するのはただの印鑑画像であり、法的効力のない認印のような役割の電子印鑑となります。詳しくは「Wordで作成した電子印鑑の使用上の注意」の章を読んでみてください。
それでは、いってみましょう!
Wordで電子印鑑を作ってみた、手順
外の丸を描く
まずは、外の丸を描いていきます。Wordを起動してからの手順を記載しています。
- [挿入]タブ > [図形] > [楕円]を選択
- キーボードの[Shift]キーを押しながらドラッグ&ドロップ
- 描いた丸図形を右クリック > [塗りつぶし] > [塗りつぶし無し]を選択
- 描いた丸図形を右クリック > [枠線] > [赤色]を選択
- 描いた丸図形を右クリック > [枠線] > [太さ]を選択 ※ここでは太さは2.25を選択しました
これで、外の丸ができあがりました。
日付用の線を描く
日付を入れる枠を描いていきます。
- [挿入]タブ > [図形] > [直線]を選択
- キーボードの[Shift]キーを押しながらドラッグ&ドロップ > 2本の線を間を開けてひく
- 線の[図形]を右クリック > [枠線] > [赤色]を選択
- 線の[図形]を右クリック > [枠線] > [太さ]を選択 ※ここでは太さは2.25を選択しました
- 2つの線をキーボードの[Shift]キーを押しながら同時に選択
- 洗濯された2つの線の図形を右クリック > [グループ化] > [グループ化]をクリック
- グループ化された線の図形と丸の図形をキーボードの[Shift]キーを押しながら同時に選択
- [書式]タブ > [整列] > [上下中央揃え]を選択
名前と日付テキストを入力する
名前(※ここでは山田)と本日の日付が入るようなテキストを記入していきます。
- [挿入]タブ > [テキストボックス] > [シンプルテキストボックス]を選択
- テキストボックスを右クリック > [塗りつぶし] > [塗りつぶしなし]をクリック
- テキストボックスを右クリック > [枠線] > [線なし]をクリック
- テキストボックスに名前を入力
- [テキストボックス]を右クリック > [書式] > [文字列の方向] > [縦書き]を選択
- 空白を入れたり、文字の大きさを好みの大きさに整える、フォントを変更しても!
- テキストボックスを右クリック > [フォント] > [赤色]を選択
- ①~③の手順と同様に、透明なテキストボックスを作成
- [挿入]タブ > テキスト欄の[日付と時刻]を選択
- 好みの表示形式を選ぶ、[自動的に更新する]にチェックを入れておく
- 文字の大きさを好みの大きさに整える
- 日付のテキストボックスを右クリック > [フォント] > [赤色]を選択
- [ホーム]タブ > [選択] > [オブジェクトの選択]を選択
- マウスドラッグでオブジェクト全体を囲む > 右クリック > [グループ化]を選択
ここまでできたら、Wordファイルは保存しておきましょう。途中で日付を「自動的に更新する」にチェックをいれたので、開いたその日の日付に変わります。
オブジェクトのまま貼り付けると、丸やテキストボックスの四角が別々のままなので画像として貼り付けて使う使い方を紹介します。
作った電子印鑑の使い方
作成したオブジェクトの貼り付け方です。WordやExcelに貼り付けて使います。
- グループ化したオブジェクトを右クリック > [コピー]をクリック
- 挿入したいWordやExcelで右クリック > [貼り付け] > オプションを[図]を選択
- 画像として貼り付けられるので、大きさを調整する
全て、塗りつぶしなしで作成したので透過されている状態です。例えば、オレンジ背景のところに貼り付けると、以下の画像のような具合になります。

Wordで作成した電子印鑑の使用上の注意
今回作成したのは、ただの印鑑画像です。契約書などに使用する電子印鑑には以下のような情報が含まれており、正式な書類への押印には使えませんので、ご注意ください。
- 押印した日時情報(タイムスタンプ情報)
- 電子印鑑の持ち主の本人が押したという情報
これらなどの情報が含まれていなければ正式な文書などには使えないので、注意が必要です。法的効力のある電子印鑑については、GMOサインが提供している電子印鑑サービスを利用すると安心です。

GMOサインの電子印鑑は月に5件までであれば無料で利用できます。(それ以上の場合、有料となりますが、契約件数が多くない場合場合これで十分かと。)導入実績も多いサービスなので、安心です。
その他:電子印鑑を作成できるツールの紹介
電子でぺったん
WordとExcelどちらでも使えるフリーソフトです。インストールすると、メニューに表示されるようです。(詳しくはマニュアルに記載してありますので、ご参照ください。)製品版の「日付印ぺったん」の無料版。(セキュリティ機能がないバージョン。)
電子印影
アドオンなどではないですが、画像が作れるWebサービスです。印鑑の種類(丸印、角印)、フォント、文字列を選ぶ・入力すると判子画像が出来上がります。作成した印鑑は画像としてダウンロードできます。
Relax Tool
Excelのアドオンで、シートを比較したり、デザイン凝った表を挿入できたり、便利な機能が沢山つまったアドオンです。その中の機能でRelaxShapeというところに印鑑を押せる機能があります。
Excel電子印鑑
Excelのアドオンです。電子印鑑機能のみのアドオンなので、余計な機能が不要な場合、こちらをインストールすればいいかもです!
さいごに
いかがだったでしょうか。今回は、Wordで日付入り印を作ってみました。