こんにちは、わたあめです。PoEポート(Power over Ethernet)を使う事となり、ふと疑問が湧いてきました。
LANケーブルは情報を送るもので電気を送るというイメージがなかったので(笑)先にざっくりと結論を書いておくと。
※1ポート最大30Wを給電できるPoEの規格「IEEE802.3at」の規格の場合です。
何のことやら…という私のために、今回の記事ではもう少し踏み込んでまとめていきたいと思います。そして、システムエンジニア夫婦が選んだPoEにオススメのケーブルを紹介していきます。
それでは、いってみましょう!
Cat5e(カテゴリ5e)のLANケーブルとは?
"Cat5e"とは、LANケーブルのカテゴリの事です。カテゴリとは、通信速度や敷設距離などの性能や特徴がグループ分けされたもので、それぞれのグループに名前が付いていると思えばOKです。
このカテゴリがCat5e(カテゴリ5e)以上であればPoE給電に使えるLANケーブルという認識(ざっくりですが)でOKということです。
「IEEE802.3at」の規格の場合、具体的に書くと以下の表の通りです。
Cat1(カテゴリ1) | 非対応 |
---|---|
Cat2(カテゴリ2) | 非対応 |
Cat3(カテゴリ3) | 非対応 |
Cat4(カテゴリ4) | 非対応 |
Cat5(カテゴリ5) | 非対応 |
Cat5e(カテゴリ5e) | 対応 |
Cat6(カテゴリ6) | 対応 |
Cat6a(カテゴリ6A) | 対応 |
Cat7(カテゴリ7) | 対応 |
Cat7a(カテゴリ7A) | 対応 |
Cat8(カテゴリ8) | 対応 |
Cat5e(カテゴリ5e)、Cat6(カテゴリ6)、Cat6a(カテゴリ6A)、Cat7(カテゴリ7)、Cat7a(カテゴリ7A)、Cat8(カテゴリ8)が対象という事になります。
という事を次章にまとめていきたいと思います。
LANケーブルの見分け方
今、手元にあるケーブルのカテゴリを確認したい場合、ケーブル自体をよく見て見ましょう!「CAT○」という表記ありませんか?ここにカテゴリの数字が書いてあるので、分かります。
CAT○という表記がなくても「ANSI/TIA」や「ISO/IEC」などの表記があれば、その数値を検索すると対応したカテゴリが分かりますよ。
ただ、我が家にはカテゴリ情報が記載されていないケーブルもありましたので、そういう場合はパッと見た目からは判断できないケーブルという事になります。
PoE対応のLANケーブルを購入するには?
冒頭で、基本的にカテゴリ5e以上のLANケーブルであればPoE給電に対応しているということになります。ただ、放熱しやすいケーブルが良い・温度が上がりにくいケーブルが良いなど、PoEに向いているケーブルがあります。やっぱりPoE向きなケーブル選びたいですよね。
分からない時は、「PoE対応」と記載されているケーブルを購入しておけば安心です。いくつか選定してみましたので、紹介します。
このサンワサプライの製品は、PoE対応なので給電については安心です。ただ、通常のケーブルより太いため取り回しがし難いようです。(太いことで発熱に強いというメリットゆえのデメリットです。)
エレコムのケーブルで「PoE:PoE++対応」と記載もありますし、対応していますね。
さいごに
いかがだったでしょうか?私的疑問を調べた結果をまとめてみました。基本的にはカテゴリ5e以上だったら基本的には使える、使えなかったら買えばいいという気持ちで臨めばいい事がわかりました。もちろん前提としてPoE機器に対応している機器で、スイッチも対応している必要はありますが。
PoE専用のLANケーブルというのではなく、LANケーブルがデータも電力も送信できるよ!という仕組みだったみたいです。(それも驚き!)LANケーブルっていろいろ送れちゃうんだなぁという感想でした。
それでは、また次の記事で!