こんにちは!今回の記事はWindows10の時刻がズレているのに修正が出来なかった…という記事になります。
とある日、パソコンの時刻が3分程ズレていることに気付きました。少しですが、やはり正確な時刻が望ましいと思い、設定を確認することにしました。
パソコンの時刻についての設定確認方法からはじめていきます。それでは、いってみましょう!
Windows10の時刻設定の確認
まずは確認から始めていきます。以下の手順で時刻設定を確認します。
- Windowsボタン > [設定](歯車マーク) > [時刻と言語]の順にクリック
- 左側の[日付と時刻]を選択(最初に開いたときにすでに選択されています)
ここの状態を確認します。この画面が、パソコンの時刻設定を行うところになります。「時刻を自動的に設定する」かどうかや「タイムゾーンを自動的に設定する」かどうかなどの設定ができます。「今すぐ同期」ボタンで時刻の同期を実施することもできます。
現象:時刻を自動的に設定ができない
この画面で「時刻を自動的に設定する」や「タイムゾーンを自動的に設定する」の設定がグレイアウトとなって、設定が変更できないようになっていました。
また、設定画面の上には以下のメッセージが表示されていました。
設定できないと時刻がずれたままとなり、少し困るのでなんでこのような設定となってしまっているのか、メッセージがどういう意味なのか調べてみたことを次章にまとめます。
なぜ設定がグレイアウトになっていたのか
今回私の場合は前述した通り、「これらの設定の一部は~」というメッセージが出ていました。結論、グレイアウトの場合は設定の変更はできませんでした。
会社などの組織に所属している場合、グループポリシーが適用されていることがあります。グループポリシーはかみ砕いてい言うと、パソコンの設定ルールなどが定められたもので、パソコンがこのルールを適用されていることがあります。(会社で作ったルールを会社で管理しているパソコンに適用しているイメージです。)
私の場合は、「時刻同期についてはこのサーバの時刻を使いなさい!」というポリシーが適用されていたようです。そしてこの設定については変更ができないようグレイアウトとなっていました。
会社などで、管理しているパソコンについては時刻をとあるサーバを基準にしてパソコンに表示される時間を統一したい、と言った場合にこういうポリシーを制定したのではないかと思われます。
余談:なぜグループポリシーが必要なのか
時刻くらい正確なタイムサーバと同期させてよ!時刻がおかしいじゃないか・・・と思うこともあるかもしれません。今回はたまたま時刻ということでしたが、グループポリシーは大切な仕組みでもあります。例えば…
- 勝手に変なアプリを入ることを禁止して、パソコンが安全に使えるように
- 「0001」など簡単なパスワードは設定できない
など、使い道はいろいろですが、経験上はセキュリティ的なルールを制定することが多かったかなと思います。
解決:タイムサーバーの時刻が正しくなった
これも私の場合になりますが、グループポリシーによって指定されたタイムサーバ(その組織で時刻の基準となるサーバ)の時刻が遅れていたのが、正常な時刻になったタイミングで治ったかなと思っています。(数日遅れていただけでした。)
各パソコンはこのタイムサーバと定期的に通信し、時刻を調整するのですが、タイムサーバの時刻が正しくなる→自パソコンがタイムサーバと通信して時刻を調整したということで解決したというわけです。
さいごに
今回は私の例を挙げさせていただきましたが、同じ原因ではないかもしれませんし、企業内のタイムサーバの話になるとその管理者に連絡をとらなくては…で解決がしにくいことかもしれません。しかし、何か参考になればとまとめてみました。それでは、また!