こんにちは、わたあめです。
突然、Windows10に標準で入っているストアアプリ(Microsoft Store)が起動しなくなりました。詳しくは以下です。
- [Windowsボタン]をクリック後、"Microsoft Store"で検索して検索結果には出てくるが、クリックしてもストアが起動しない。
- すべてのプログラムの一覧だと、Microsoft Storeはない。
ストアアプリが無いと、必要なアプリをインストールできないので、めちゃくちゃ困る!ということで、わたあめがどう対処したかを記事にします。それでは、いってみましょう!
原因と思い当たる節
今まであったストアアプリがなぜ消えてしまったのか、ハッキリとした原因は突き止められてません。が、思い当たる節はいくつかあります(笑)
- ストアアプリ(電卓など)が英語表記名になっていたので、日本語に直そうと試行錯誤していた。
- OSのバージョンを20H2にアップデートした。
上記関連で、色々試したり設定変更したりコマンド実行しまくっていたので、その過程で消えてしまったものだと思われます…!単純にストアアプリが消えてしまったことが原因ですね。(しっくりこない原因でごめんなさい。)
対処方法:再インストール
Microsoft Storeアプリが消えてしまっているので、再インストールします。
手順
それでは、今回行った手順です。
- [Windowsボタン]>"Powershell"と入力し検索
- [Windows PowerShell]を右クリック>[管理者として実行]をクリック
- 以下コマンドを実行(このボックスをクリックすると出てくる右上のCopyボタンでコピーできます)
Get-AppXPackage -AllUsers -Name microsoft.WindowsStore | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml" -Verbose}
コマンドの内容については、後述します。
- 以下メッセージが出て完了
詳細: 対象 "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.WindowsStore_11111.1111.1.1_x64__********\AppXManifest.xml" に対して操作 "パッケージの登録" を実行しています。 詳細: 次の操作が完了しました: C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.WindowsStore_11111.1111.1.1_x64__********\AppXManifest.xml
この手順で、アプリの一覧に"新規"という文字列とともにMicrosoft Storeがインストールされました!クリックすると、無事立ち上がるようになりました。
その他知識
この記事に必要そうな知識をまとめました!Powershellって何なの?さっき実行したコマンドの意味は?などをわたあめが解釈している程度で、説明していきますね。
PowerShellとは
「CUIでOSに指示ができるインタフェースです。」という説明では分かりにくいと思うので、イメージ掴みやすいように、簡単な言葉で解説していきます。
PowerShellは通常はマウスのクリックで指示していることを、プログラムっぽい文章で、実行するための画面です。通常の画面から実行できないような操作もできたりします。
今回の例だと、ストアアプリ(通常画面から削除やインストールができない)のインストールを行いました。コマンドプロンプトと同じような役割ですが、PowerShellはコマンドプロンプトの後にできたもので、複雑な処理も可能になっています。
今回実行したコマンドの意味
こちらが今回実行したコマンドです。
Get-AppXPackage -AllUsers -Name microsoft.WindowsStore | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml" -Verbose}
大まかには、Microsoft Storeアプリの情報を取得して、その情報について、アプリ情報が記載してあるマニフェストファイルに記載されているものを順番に追加していく、という実行内容になっています。詳しく見ていきましょう。コマンドの中に書かれている、単語単語を見ていきます。
Get-AppXPackage | アプリの情報を取得する |
---|---|
-AllUser | コンピュータの中に作成されたすべてのユーザ |
Add-AppxPackage | アプリを追加する |
-Register | アプリケーションを登録 |
-Verbose | メッセージの詳細出力、基本で出力されるメッセージより詳細に出るので、コマンド実行後の動作を細かく追える |
-DisableDevelopmentMode | 開発モードではなく、既存のアプリパッケージのインストール⇒(多分)開発して更新したアプリケーションでなく、元々のアプリケーションを登録するモードにする 直訳では、破損しているファイルなどと書かれているが、既存の問題が解消されていないかもしれない(開発・改良前の)アプリケーションをインストールするモード??かな? |
"$($_.InstallLocation) \AppXManifest.xml" | マニフェストファイル(アプリの情報、例えば表示名などを定義したファイル) |
|(パイプ) | オブジェクトを次のコマンドに渡す、Getしたストア情報をAddのコマンドに渡す役割 |
foreach | 繰り返し処理(マニフェストに記載されているアプリを順番に登録していくイメージ) |
こんな感じで引数やらオプションやらを調べて、わたあめなりの解釈でまとめました。コマンドは技術背景や英語をしっかり理解できていないので、まだ私の中でも、ふんわり理解だと思います。よく分からん!という方は、深堀して調べてみてくださいね!
調べ方ですが、Microsoftのサイト(英語サイトですが)に使い方やコマンドの説明が載っているので、頑張って訳しますw
参考
今回参考にさせていただいたMicrosoftコミュニティの掲示板です。
おかげ様で私は起動するように…すごく助かりました。ありがとうございました!!
ストアアプリは必須なの?
という疑問がわたあめの中にありました。結果、必要です。
WebブラウザからMicrosoft Storeにアクセスして、必要なアプリを検索してダウンロードできないだろうか試しましたが、アプリ[入手]ボタンをクリックすると、アプリファイルのダウンロードではなく、「ストアアプリ開きますか?」と聞かれましたね(笑)
さいごに
この記事読んでいる方は、きっとストアアプリが起動しなくなった方だと思います。無事に起動できるようになると良いのですが…!
ところで、今までPowerShellってなんか使うの怖いイメージでした(笑)エラーになると赤文字でワーッと出るから、ちょっと驚いたり。今回コマンドプロンプトとの違いを調べたりして、コマンドプロンプトの後発で機能が多いやつという事が分かったので、コマンドプロンプトのノリで使えそうです。余談でした。
それでは、また!