Excel VBAで開発を進めていると、複数のコードを同時に比較したい!1つのコードの2箇所を見ながら編集したい場面が出てきませんか?
今回は、Visual Basic for Applications(VBA)の編集画面でウィンドウを2つ開いて並べて表示する方法と、同一コード内を上下に分割して効率よく編集する方法を紹介します。
異なるブックのVBAコードを2画面で並べて表示する方法
異なるExcelブックに保存されたマクロ(VBAコード)を比較・編集したい場合、以下の手順でVBAエディタ(VBE)のコードウィンドウを並べて表示することができます。
操作手順
- 編集対象のExcelブックを2つ開く
Alt + F11キーでVBAエディタ(VBE)を起動- 各ブックの該当モジュールをダブルクリックしてそれぞれのコードウィンドウを表示
- メニューバーの「ウィンドウ」から「並べて表示」を選択
これにより、それぞれのコードウィンドウが横または縦に並べて表示されます。
うまく表示されない場合は?
ウィンドウが2画面以上表示されてしまう場合、すでに複数のモジュールウィンドウが開いている可能性があります。 作業しやすいように不要なウィンドウは閉じ、再度「並べて表示」を実行することで、必要なコードウィンドウのみを並べて表示できます。
同一コードを上下に分割して表示・編集する方法
1つの長いコード内の2箇所(例えば先頭らへんのコード部分と末尾部分のコード)を行き来するのは意外と面倒なもの。そんなときは、ウィンドウの分割機能を活用すれば同時に編集が可能です。
操作手順:
- 編集したいモジュールのコードウィンドウを開く
- コードウィンドウの右上にあるグレーの分割バーにカーソルを合わせる
- マウスで下方向にドラッグして、ウィンドウを上下に分割
これで同じモジュールの異なる場所を同時に表示でき、効率的にコードを編集できます。
まとめ:ウィンドウ分割を使いこなしてVBA編集を快適に
VBAの編集作業をより効率的に進めるには、「ウィンドウの並べて表示」や「分割機能」を活用するのがポイントです。 ここで、今回ご紹介した操作内容を一覧にまとめました。
| 編集パターン | 方法 |
|---|---|
| 異なるブックのコードを 並べて表示 | 2つのExcelファイルを開き、モジュールを表示、「ウィンドウ>並べて表示」 |
| 同一コードを上下に 分割して表示 | ウィンドウ右上の分割バーを下にドラッグ |
私自身、このちょっとした工夫を取り入れることで、日々の作業が驚くほど快適になりました。 同じような悩みを抱えている方にとって、少しでもマクロ編集の手助けになれば嬉しいです。それでは、また。


