こんにちは、もちおです。リモートワークでZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議を毎日やっています。Web会議がよく遅延するという同僚が、家の回線をケーブルテレビから光回線に変更するそうです。
本当に回線が原因なんでしょうか?今日は回線を変更する前に、試してみて良かった無線LAN中継機器についての記事です。それでは、行ってみましょう!
- WEB会議が不安定で悩んでいる
- 回線をより速いものに契約変更しようか考えている
- WEB会議に必要な通信スペックを知りたい
- なぜWEB会議が不安定になるのか知りたい
- 無線LANの電波が不安定の場合の対策を知りたい
光回線は実はオーバースペック
実は、光回線ってオーバースペックなんです。平たく言うと、過剰性能・持て余している能力ありすぎなのです。
WEB会議に必要な帯域幅要件
Microsoft TeamsとZoomの必要帯域要件を調べてみました。
Microsoft Teams | 上り1Mpbs、下り2Mbps |
---|---|
Zoom | 上り3Mbps、下り3Mbps |
3MbpsってADSLの自体の速度なのです。ただ、さすがにADSLのご家庭はWeb会議はつらいかもしれません。ですが、ケーブルテレビの下りは20Mbpsは余裕で超えますので、十分だと考えます。上りも5Mbps前後は出るのではないでしょうか。
また、TeamsでもZoomでもネットワーク状況に合わせて品質を下げるので、帯域が足りなければ、1080p HDビデオから720p HDビデオに切り替わるはずです。(画質を落として、遅い回線にも対応できるレベルとなる。)その場合、ZoomでもTamsでも上り下り1.5Mbps程度が要件になってきます。1.5Mbpsだったら3人同時にWeb会議したって5Mbpsで足りると思います。
以下のページを参考にさせていただきました。
高速インターネットじゃないと快適じゃない説について
光回線のCMでよく「高速インターネットじゃないと動画が快適に見れない」かのような説明がされるので、勘違いされる方が多いのですが、YouTubeの要件は、4Kでやっと20Mbps、HD1080pなら5Mbpsなんです。
つまり、ほとんどのご家庭では光回線の100Mbps超えなんてオーバースペックで使い切れていないんです。
原因:なぜWeb会議が不安定になるのか
回線の帯域が足りてるのに、なぜWeb会議で音が途切れたり画面が固まったりするのか?
それは通信が不安定だからです。遅いかどうか判定するためのスピードテストは一瞬通信が遅くても一定時間の平均で帯域を計測するため、意外と遅く見えない場合があります。
通信が不安定になる原因は、もちろん回線が不安定という可能性もありますが、実は無線LANが原因の可能性があります。無線LANはノイズの影響ですぐに通信が不安定になります。
安定性を計測できるサイトには以下などがあります。
対処:無線LANの環境を改善するには
無線LANはノイズの影響を受けやすいと前述させていただきましたが、それは以下の理由からです。
- よく使われている2.4GHz帯は電子レンジやBluetoothの影響を受ける
- 集合住宅の場合、隣の家の無線LANの影響を受ける
無線LANの親機から遠い場合、影響を受けやすくなります。WiFiの機器がリビングにあり、リモートワークする部屋がWiFiから遠い場合って結構あるのではないでしょうか?システムエンジニアもちおが推す解決策はコレです。
- 無線LAN親機から遠い場合、中継機を使いましょう!
- 2.4GHz帯ではなく5GHz帯を利用しよう!
メッシュWiFiという手もありますがまだまだ高額なのです。中継機を買うのがコスパが良くてオススメです。
上記のような場合でも、無線LANが原因でWeb会議で遅延が起きることがあります。無線ルーターの規格の距離を十分満たしている場合でも、無線ルーターと子機の間に壁等があると、電波が悪くなることがあります。我が家の場合、隣の部屋に親機があるにも関わらず、電波が悪いです。このような場合は中継機を設置することで通信環境が大幅に改善する場合があります。
我が家の中継機はAterm
我が家では、Aterm WG1200HP3 という機種を中継機に使ってます。
NEC 無線LAN WiFi ルーター dual band Wi-Fi5 (11ac) / WG1200HP3 Atermシリーズ 2ストリーム (5GHz帯 / 2.4GHz帯) PA-WG1200HP3【 iPhone 13 / 12 / SE(第二世代) / Nintendo Switch メーカー動作確認済み】
NEC
我が家は無線機器が多いときで10台以上(ただし動画視聴等の同時利用は3台まで)になりますが、特に不自由なく利用出来ています。Aterm WG1200HP3 はAtermの親機でなくても中継可能です。
親機と2.4GHzで接続して子機と5GHzで通信したり、親機と5GHzで通信して子機と2.4GHzで通信したりといった設定も可能ですが、オススメは親機・子機ともに5GHzで通信です。(子機が5GHzを使える場合に限る)中継機が親機と子機両方を5GHzで接続する場合、通信帯域の上限は半減しますが、それでもWeb会議をするための通信帯域は余裕で確保できると思います。
最新機種はAterm WG1200HP4みたいですね。
さいごに
Web会議の品質が悪くて困ってる方は、回線の見直しの前に無線LAN環境を見直してみてくださいというお話でした。少しでもお役に立てれば幸いです。それでは、また!