こんにちは、わたあめです。今日はExcelのリストについての記事です。
Excelの入力規則の設定を使って、入力値をドロップダウンのリストから入力するようにしていました。が、突然ドロップダウンの参照範囲が変わって、リストの内容が変わってしまいました。
おまけに、入力規則が今までと違うリストデータになってしまったので、セルの左上に緑色の三角が現れて周りのセルも一斉に入力規則エラーとなってしまいました。
となったので、今日はそんなときわたあめはどうやって対処したかという体験談をまとめています。それでは、いってみましょう。
事象詳細:リストのデータの内容が変わる
事象の詳細です。
- ドロップダウンのリストは別シートのデータを参照している
- 参照先データは範囲で指定
- 参照先データの表に1行挿入したところ、参照範囲が勝手に変わった
- セルの左上に緑色の三角で”データの入力規則エラー”
- 同じ入力規則を設定していた周りのセルも同じエラーとなった
データの参照先は、以下のようにシート名とセル範囲で指定していました。
以下の画像にあるように、データを一行挿入したことによって"リスト!"というシート名が、ごっそり消えてしまったのです。※セル範囲が一行増えているのは、一行挿入したからです。
ちなみに、上記設定画面は以下の手順で表示しています。
- [データ]>[データの入力規則]
- [設定]タブ>[入力値の種類]を"リスト">[元の値]を別シートのセル範囲で指定
今回、明確な原因は分かりませんでしたが、すぐに治りましたので対処方法を次章でまとめていきますね。
対処:シート名を改めて記入する
簡単ですが、シート名が無くなってしまうという動きだったので、参照シートを改めて設定しました。手順は以下です。
- 入力規則を設定しているどこかのセルを選択
- [データ]>[データの入力規則]
- [設定]タブ>[入力値の種類]を"リスト"を選択
- [元の値]がセル範囲のみになるので、"シート名!"をセル範囲の前に付与する
- [同じ入力規則が設定されたすべてのセルに変更を適用する]にチェック
今回の場合はシート名"リスト"が消えてしまっていたので、以下のように手動で"リスト!"という文字列を加えました。※シートのあとの!マークはシート名を参照するときに付けます。
こうすることで、参照範囲が元に戻りました。
その他:リストを範囲の名前で指定することもできる
今回は、セルの範囲を指定していますが、参照範囲に名前を付けて、その名前で指定することもできます。
手順は以下です。
- リストにしたい範囲を選択
- セルの位置が表示されるところの名前を変更する
これで、範囲に"リスト"(名前は任意で、分かりやすい名前であれば何でも良いです!)という名前がつきました。次に以下の手順で、リストの値として参照します。
- 入力規則を設定しているどこかのセルを選択
- [データ]>[データの入力規則]
- [設定]タブ>[入力値の種類]を"リスト"を選択
- [元の値]に範囲名を指定する
範囲に"リスト"という名前を付けたのなら、"=リスト"という指定をします。
範囲に名前を付けるメリットとしては、何より分かりやすさが一番なのかなと個人的に思ったりです。
さいごに
いかがだったでしょうか?この現象、とあるExcelファイルで起きていて、新規に作ったファイルでは再現出来なかったものになります。ということで、原因分からずですが、シート名が消えちゃうというだけだったので、今回は深追いしませんでした。少しでも参考になれば幸いです。それでは、また!