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コマンドプロンプトなどで使う「C$」とは何なのか、調べてみた

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こんにちは、わたあめです。コマンドについて調べていたら、とある疑問が!

わたあめ
わたあめ
「C$」って出てきたけど、どういう意味??

この$(ドルマーク)があまり見慣れないものだったので、調べてみました!コマンド実行するときは、意味を理解しないと怖いですもんね(汗)それではいってみましょう!

C$とは何か

Windowsコマンドで見る"C$"とは何なのか?!調べてみると、CやDのドライブ名のあとに"$"が付くと、「管理共有」になる、とのこと。わたあめなりの解釈ですが、簡単に言うと"$"という特殊な書き方をすることで、ドライブを共有フォルダとして参照することができる、という事らしいです。

管理共有とは

管理共有とは、Windowsで用意された表面上は共有フォルダに見えない共有機能のことです。

通常フォルダを共有フォルダとして指定するには、【フォルダを右クリック>プロパティ>[共有]タブ>[詳細な共有]ボタン>[このフォルダーを共有する]にチェックを入れる】という設定で、共有フォルダにしていますよね。

ですが!!実はドライブ名に"$"を付けることにより、共有フォルダとして見えるようになっています。ですので、別名として隠し共有とも呼ばれているようです。

管理共有の確認方法

自分のパソコンの管理共有フォルダを確認するには、コマンドプロンプトで以下コマンドを実行すれば良いです。

net share

このコマンドを実行すると、以下のような結果になります。この一覧に表示されているフォルダ名が管理共有になっているということです。

C:\Users\*****>net share
共有名 リソース 注釈

-----------------------------------------------
D$ D:\ Default share
IPC$ Remote IPC
ADMIN$ C:\Windows Remote Admin
コマンドは正常に終了しました。

管理共有は、ドライブの他にも"IPC$"や"ADMIN$"などデフォルトで用意されています。(WindowsOSが利用するためにデフォルトで作成されているそうです。)

わたあめ
わたあめ
一言でいうと、C$やD$にするとCドライブやDドライブが共有フォルダとしてみることができるというイメージです!

どういう時につかうのか

"C$"の使いどころはどこなのか!という疑問が出てくるかと思います。通信できる別パソコンのCドライブの中を直接見に行くこと、が一番多いです。(少なくともわたあめは!)

通信できるとは、同じネットワーク上にお互いのパソコンがあり、pingが通る状態

例えば、家にパソコンが2台あったとするのならば、今使っているパソコンからもう一つのパソコンのCドライブに接続して、ファイルを直接とりにいく、みたいな事が出来ます。実際、USBメモリやメールに添付してファイル移動しなくて良いので、とても便利です。

C$を使ってみよう!

コマンドプロンプトでも使いますが、もっと簡単な使い方として、エクスプローラーを立ち上げて、アドレスバーに以下を入力し、エンターキーを押下します。

\\コンピュータ名(またはIPアドレス)\C$

実際の画像で見て見るとこんな感じです。赤枠の部分に上記パスを入れてます。この画像でいうと、computer_nameというパソコンのCドライブを参照していることになりますね。

接続先のコンピュータ名の調べ方

わたあめ
わたあめ
コンピュータ名ってどうやって調べればいいの?!

ってなりますよね。手順は以下です。

  1. [Windowsボタン]>[設定]の歯車マーク>[システム]>[バージョン情報]を開く
  2. [デバイスの仕様]欄>[デバイス名]を確認

ここの、[デバイス名]がコンピュータ名になります。接続したいパソコンのコンピュータ名を事前に確認しておきましょう!

見ることが出来なかった場合

上記手順でフォルダが表示されないこともあるかもしれません。そういう場合は、パソコン同士が通信出来ているかが怪しいので、以下の手順で確認してみてください。

  1. [Windowsボタン]>[Windowsシステムツール]>[コマンドプロンプト]をクリック
  2. コマンドプロンプトで以下コマンドを実行
    ping コンピュータ名

192.168.1*.* からの応答: バイト数 =32 時間 =2ms TTL=128」というような感じになればつながっています(他の原因を調査する必要があります)。そうでなければ疎通できていない可能性があります。

セキュリティ的には大丈夫なのか

管理共有は知る人は知っている共有方法なので、環境さえ整えばCドライブを見ることができてしまいますね。そのため、管理共有をオフにすることもできるようです。

レジストリの値の変更で共有を停止することもできるそうです。わたあめは、試していないので、ここの部分は今回は割愛します。(詳しく知りたい方は、"HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Lanmanserver\parameters"で検索!)

レジストリ情報をいじるのは、結構怖いこと(=間違うと致命的)なので自己責任でかつ慎重に行った方が良いです!

さいごに

こんな(見えちゃってるの怖いけど)便利な機能もあるんだな、と思いました。Windowsって知らない機能が多くて奥深いです。MS-DOS時代から使っているのならば、当たり前の知識だったっぽいですけどね!それでは、また!