こんにちは!今回はWindowsの実メモリサイズとメモリ使用量の上限が2GBほど合わないという現象について調べた記事になります。
8GBのメモリを実装しているパソコンを利用しているのですが、タスクマネージャーのパフォーマンス、メモリの欄を確認すると…
使用中+利用可能なメモリを合計して4.9GB + 1009(=約1GB) = 5.9GB、8GBあるのに6GBしかメモリリソースが使えないように見えました。
これはなんでなの?と気になったので、調べてみました。それではいってみましょう!
原因:グラフィック専用メモリに2GB割り当て
搭載しているメモリ8GB中、グラフィック専用メモリに2GB割り当てられていたためでした。搭載されているCPUが、Ryzen5というメモリで、グラフィック用のメモリに2GB割り当てられる仕様のようでした。
例えば他のCPU、インテル(Core-iシリーズなど)であれば、Ryzenのように固定容量ではなく、自動的に可変でグラフィック用にメモリを割り当てます。そのため、グラフィック側に固定で2GBを予約されることはないようです。
専用グラフィックメモリの確認方法
グラフィックメモリってどこで確認するの?ですが、以下の手順で確認することができます。
- Windowsボタン > [設定](歯車マーク)をクリック
- [システム] > [ディスプレイ] > [ディスプレイの詳細設定]リンクをクリック
- [ディスプレイ1のアダプターのプロパティを表示します]のリンククリック
- [アダプター]タブの"専用ビデオメモリ"の容量を確認
ここで、インテルの場合は128MB。Ryzenの場合は2048MB割り当てられていました。
インテルは128MBと書きましたが、これは上限が128MBという訳ではなく必要に応じて割り当てる(自動的に増えたり減ったりする)という動きになるかと思います。ビデオ専用メモリ(VRAM)が128MBで少ない!と一瞬思うが、自動割り当てされるから大丈夫です。
システム側で使えるメモリは減っている
8GBあるメモリのうち、2GBは固定でグラフィック側で使われるということで、実質6GBしか使えないようです。8GBパソコンなのになんか動きが遅いなと思っていた理由はこれでした。
現に今の使い方だと6GB中の5GB使っているので、もう少し余裕が欲しいなというところでした。
対処:メモリを増強する
6GBしか使用できず動作がもたついているな、と感じていましたので、メモリを増強することにしました。
パソコンによって搭載できるメモリスロット(何個メモリを挿すことができるか)と取れるメモリ構成(何GBのメモリの組み合わせが可能か)がことなってきますので、パソコンの仕様を確認しなければなりません。
今回は、4GBのメモリ2枚を4GB+4GBという構成でした。これを、8GB+8GBという合計16GB構成に変更することにしました。これだと使用可能なメモリも増えるはずです。
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豆知識:メモリ選びで気をつけていること
メモリを購入するときに、何に気をつけたら良いのか?ということをいつも迷います。規格違いなものを購入してしまうと、メモリが挿さらない・認識できないなどの問題が起こりそうですよね。
簡単になりますが(詳しく述べると他にもポイントありそうですが)、メモリを選ぶときに気にしておいた方がいいことを箇条書きしておきます。
- 規格(DDR3なのかDDR4なのか)
- 形状(DIMMかSODIMM)
- パソコン側のメモリのサポート構成(4GB+4GBなのか、4GB+8GB、8GB+8GBなど、パソコンによってサポートされている構成が違う)
- パソコンにあるメモリのスロット数(搭載できるメモリの数)
- メモリクロック(DDR4-2400、DDR4-2666など、規格のあとに続くMHzの値)
他にもあるが、ざっくりこんな感じじゃないでしょうか。
さいごに
いかがだったでしょうか。同じような疑問を持たれた方、少しでも参考になれば幸いです。それでは、また!